|
|
サザエさんからいじわるばあさんへ―女・子どもの生活史
|
|
樋口 恵子
ドメス出版
ISBN: 4810703762
bookweb,
Amazon,
WebCat,
新書マップ
|
| カテゴリ |
ノンフィクション
|
| 評 価 |
★★★★ |
| コメント |
|
三代目平蔵 :
|
サザエさんが「主婦」という読者に安心感を与える地位にいながら、
「嫁」の役割から完全に自由であるという指摘、
『サザエさん』という作品が、伝統的家族観をタテマエにしながら、
壮大なファンタジーを潜ませているという指摘が新鮮である。
その源流を、作者・長谷川町子が育った時代の大正リベラリズムに求めるのは、
妥当であろう。
『いじわるばあさん』にも同様の虚構が認められると言う指摘にも、ただ頷くばかりである。
日本の社会復興が進むごとに、サザエさんの社会参加度が低下することについて、
筆者は敢えて明記していないが、
主婦というポジションを保ちながら社会参加をすることへの限界ラインが
徐々に引き下げられていった点を見逃すことはできない。
社会への関心が高い女性は、結婚後、専業主婦という選択をせずに働き続けるようになった。
この点こそ、戦後の一つの特徴であると言えるのではなかろうか。
|
|
| 他の本棚 |
|
最終更新 : Sat Aug 23 10:17:24 +0900 2008
|
| |
| |
| |
| |