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猫のゆりかご (ハヤカワ文庫 SF 353)

カート・ヴォネガット・ジュニア
早川書房
ISBN: 4150103534  bookweb, Amazon, WebCat, 新書マップ
カテゴリ
評  価
コメント
クニ : 本当は『スローターハウス5』が私のベストだったんですが、表紙画像がなかったのでNo.2のこれにしました。いやはや…カート・ヴォネガット…好き嫌いはあるようですが、私ゃ、大好きです!
joesaisan : 「猫いますか?ゆりかごありますか?」
Tambourine :

今年の4月11日に、カート・ヴォネガットが亡くなりました。私は、カート・ヴォネガットというと、村上春樹が影響を受けた作家という認識しかなかったんですが、私がよく読んでいるblogの反応を見ても、多くの彼の読者がショックを受けたようでした。

その作家の死がきっかけというのも読者としてどうかとは思いますが、何事も遅すぎるということはありません。ヴォネガットを一冊・・・ということで、「猫のゆりかご」を読んでみました。

感想ですが・・・いやー、表現するのは難しい。独特のシニカルでクールな文体と、短い沢山の章で出来た構成で語られていますが、かなりくっきりとしたメッセージを持っています。それをもっともよく表しているのが、ストーリーを裏から支える架空の宗教である「ボコノン教」です。ひとことで言って、表紙にニヒリズム、裏表紙にナンセンスと書かれた本が聖典のような宗教なんですが、ま、そんなものがテーマの中核になるんですから、ここで、私が「この本のテーマは○○です」と言えるようなものじゃないわけです。

あ、でも、「ボコノンの書」は分厚いらしいです(笑)

ヴォネガットはSF作家ということになってますし、この本もハヤカワの青背で裏表紙のあらすじにもきっぱりと「奇妙奇天烈な世界の終末を描いたSF長編」って書いてありますけど、これはSFではないですなー。なんか、こううまく言えませんが、これがSFなら、村上春樹もSF作家でしょう。 ああ、そうそう。確かに文体と構成は「風の歌を聴け」に似ている(それは逆だ)かも知れないですね。

roku : ボコノン教なら入ってもいいですよ。モナっていったらこれだよなー。
SF必読書 : カート・ボネガット氏=米小説家
 カート・ボネガット氏(米小説家)ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)によると、ニューヨーク・マンハッタンで11日死去。84歳。死因は不明だが、数週間前に倒れ、頭部を負傷していた。1922年、米インディアナ州インディアナポリス生まれ。50年代にSF作家としてデビュー。代表作として「猫のゆりかご」「スローターハウス5」「タイタンの妖女」などが邦訳されている。(ニューヨーク支局)
(2007年4月12日13時50分 読売新聞)
michico : かの有名な?!ボコノン教について。
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最終更新 : Tue Jun 12 22:00:57 +0900 2007