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下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち

内田 樹
講談社
ISBN: 4062138271  bookweb, Amazon, WebCat, 新書マップ, SafariBooks
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評  価
コメント
増井 : 最近の子供は等価交換的契約だと思って学校に行くから本当の勉強をすることが困難で結果的に下流が志向されるのだという説はお話としては面白いのだが証拠はゼロであり、仮説と思い込みで書き飛ばしているという印象は強く、鵜呑みは危険だと思われる。
特にニートの分析についてこの傾向が顕著である。 内田氏は大学の教師であるから最近の生徒/学生の意識や態度については詳しいのだろうが、ニートに関しては内田氏はデータを持っていないどころか本物のニートに会ったこともないようであり、報道などから判断した想像のみにもとづいて議論しているのは感心できない。多量のデータにもとづいてニート問題が議論されている「「ニート」って言うな! (光文社新書)」では、ニート問題は経済的問題と主張しており、個人の意欲の問題ではないということを力説している(らしい)のと対照的である。 ちょっと学のあるオヤジが飲み屋で世相を嘆くような芸風はなんとかならないものなのだろうか。「千里の逕庭」とか「イデオロギーの瀰漫」とか難しい単語を使うのが好きなのも関係あるのだろうか。
tamio : この本については「思い込みが多く証拠がない」など批判が多い。 しかし、私の職場の学生も、この本に書かれている「教育の消費者」の特徴が顕著に現れている。批判はもっともだとは思うのだが、現実の学生に直面する者はただただ立ちすくむばかりである。
yatagarasu : 「等価交換する子供たち」という見方、「リスク社会」の捉え方、など、考えさせるものがあった。
他の本棚 岸リトル, 増井, atyks, Gucchi, Shadow-mountain, tamio, yatagarasu, zzr400n6, anori, スパーダ

最終更新 : Sat Apr 07 20:25:57 +0900 2007