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老ヴォールの惑星 (次世代型作家のリアル・フィクション ハヤカワ文庫 JA (809))

小川 一水
早川書房
ISBN: 4150308098  bookweb, Amazon, WebCat, 新書マップ
カテゴリ SF
評  価 ★★★★★
コメント
とむ : め、滅茶苦茶面白い……。小川一水さんって私の中で面白いけど、イマヒトツ詰めの甘いSF作家っていうイメージだったんですけど(ごめんなさぃ、でも好きなんですよぉ)……いや、この中にあるギャルナフカの迷宮にはもろにそういう面が出てるんですけど、この表題作の老ヴォールの惑星はとにかく滅茶苦茶面白かった。なにせ疲れてるというのにぺろっとあっという間に読んでしまったデスよ。読者賞もらうのも納得。あと漂った男。好き! 泣けるくらい好き。 今まで小川一水さんを人に勧めるときは「ちょっと気恥ずかしいところあるけれど……」ていう枕詞がいったんですけど、これは自信を持って薦められますよ。この場合の「気恥ずかしい」というのは多分少女趣味にも似たご都合主義なんだろうなぁ、と思う今日この頃。この短編集にはそれが希薄なんですよ。私くらいの年になっちゃうとそういうのが大切なんだなぁと思ってしまう。あー。久々に面白いもの読ませていただきました。感謝。表紙も格好いい、ていうか綺麗! こういう感じの短編集をまた読ませていただきたいです。
sho : 小川一水はまだ20代ということもあってか、長いのを書くとどうしてもライトノベル風味が出てしまうようなんだが、短編だとそんな余裕(?)はないのか、気恥ずかしくなることなく読める。ありがたい(ライノベは苦手なのだ)。もっとも本書では「幸せになる箱庭」だけは少々……青臭いが。
傑作と名高い「老ヴォールの惑星」は、ホット・ジュピターに発生した知的生命体という実にハードコアな設定が楽しい。SFマガジン掲載時に読んだが、読み返しても面白い。異星生物の擬人化も、不自然にならない程度に抑えてあって、感情移入はできるが人間臭すぎないという絶妙なバランス。
「漂った男」も、広大な惑星を舞台にしていながら密室劇になっているという傑作。きれいに起承転結にまとめてあって結末も感動的だから、映画にしたら面白そうだ。それも「低予算の単館上映作品」で。
feedc0de : 何だか昔懐かしいSFを読んでる気がする。若いというか、ちょっとこっちが気恥ずかしくなるようなストレートなSF。でもまぁ、そこそこ面白く読めました。 表題作が一番かな
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最終更新 : Thu Aug 25 22:42:45 +0900 2005